評価項目を知る
精神科においての評価は、評価用紙やテストバッテリー、マニュアルはありますが、あまり活用されていません。
それは、対象者の症状だけに限ることではなく、生育歴や既往歴、思考、性格、思いなども多く影響します。なので本当に多岐に渡るため、用いたくても用いることが難しいというのが現状です。
良くない事なのですが、だからと言って無評価で、なんとなくプログラム活動を実施していることも少なくないのが現状です。
そんな曖昧なことに慣れてしまう前に、また改めて治療者としての活動を行うためにも、今回は、しっかりと精神科の評価の項目を認識しましょう!
治療に大事なのは診立て、それに必要なのが評価項目
評価項目の前に、伝えておくことがありました。
みなさん、評価項目を調べたいということは、なぜ必要なのか理解しているということでしょうか?
まだ不安であったり、心配である人は良ければ、評価について、治療計画の流れなどを書いたものがありますので、閲覧してください。
評価項目の考え方、捻出の仕方。
評価項目がスラスラと出てくれば、自然と先も導き出され、方向性も分かり、リハゴールや治療計画も出来るのだと思いますが、まず無理ですよね。
ましてや、そんなことはやったことの無い学生には無理です。なので、
逆算的に、
- 考えられる項目を考えられるだけ列挙する
- 得ている情報を当てはめる
- 想像できる診立てを考える
- 必要な評価項目を見出す
こんな流れになります。
しかし簡単ではないですよね。
まず、項目を列挙するところで、止まると思います。評価の書籍も売っているので活用してもいいと思いますが、後で私なりな評価項目を列挙してみましたのでご活用下さい。
なぜ、列挙しているのかを伝えると、それは、考えられる項目がないと評価も出来ないからです。より重要なのは、そのあと、得ている情報を扱い、想像につなげ、診立てができるかです。しかし、評価の項目が出てこなければ、想像も出来ません。
なので、評価をするには、評価項目をどれだけ列挙し、使えるものをピックアップできるかに掛かっています。
収集する内容の大まかな項目を書いておきます
収集する内容の大まかな項目
- 性別、年齢
- 疾患名(現在・過去、合併症)
- 障碍・症状
- 生育歴(家庭構成、家庭環境、学校環境、学校成績、進学、友人、幼少期性格)
- 既往歴(発病時の状況、その後の経過、精神状態の変化)
- 趣味趣向(酒・タバコ、ギャンブル、特技、趣味:現在、過去)
- 就労経験(常勤・非常勤・アルバイト・人材派遣・手伝い)
- 対人対応
- 対物対応
- 空間・場面対応
- 基礎能力 身体機能・精神機能(巧緻性・注意関心、持続性、思考、認識、把握、行動、感情、病状の緩急)
- その人の病状の特徴:依存、他罰、自責、誇張、忍耐、拘り、歪み、偏り、憂い
- その人のキーワード:家族愛、虐め、自傷、未遂、
- 本人の過去・現状・将来の把握状況
考えられるだけ、枠を作り、当てはめ、出来るだけ本人を自分の中に作り出してください!
上記の項目は、サンプルなので状況に応じていろいろな項目が増えたりします。よくその人を見るために、いっぱい考えてみましょうね。
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