さて、レポートを書く時期ですかね。
緊張と不安も少しは収まったのかもしれませんが、別の間に合うのか?どうするんだ!という焦りと恐怖が襲ってきている時期かもしれませんね。
さてさて、そんなレポートですが、これを書かないと実習の単位はもらえません。なので、しっかりとまでは言わなくてもやり遂げないといけません。
しかし、方向性が分からないのでは、苦労も路頭に迷うばかりで、たどり着けない場合がありますので、書き方などを記したいと思いますので、参考にして下さい。
レポートの書き方のルール
まず、初めに、レポートの書き方にはルールがあるのは知っていますか?
聴いたことある人も居るかもしれませんが、作文ではないのでルールがあるんです。
レポートを見たことある人や授業で教わった人も一読してもらえるといいのではないかと思います。
また、レポート実物が手に入るなら、手に入れた方が良いです。より分かりやすく理解しやすいと思います。
レポートの書式
用紙:レポートは通常A4サイズで作成します。現在、流通しているサイズは日本ではA4が基本になりますので、それに準じている訳です。
枚数:特に決まっていません。ですが、5~6枚程度でしょうね。それ以上はまとめられていないと判断されます。レポートなのでまとめましょう。読み物ですからね。
表現の仕方。書き方
字体:ゴシックか明朝。派生のものも多少は可能。バイザーに確認
見出し表記:大項目はローマ数字(Ⅰ. Ⅱ. Ⅲ. )、中項目はアラビア数字(1. 2. 3.)、小項目アラビア数字にカッコつきで表示(1)(2)(3)小項目をさらに細分化させるときにはabcやアイウと表記します。項目関係なく列挙する場合は① ② ③と表示します
文体:文章の語尾はである調かですますなどの口語体で統一する
文章:第3者が読んでも分かりやすい様に、簡潔に主語と述語が明確になるようにする。また文章の長さも適度に心がける
漢字:常用漢字を使用し、送り仮名も現代仮名遣いを使用する。
句読点:句点。読点は適切に、バランスを見て使用する
結構なルールがあるのは分かりましたか。作文などとはちょっと違いますよね。
でも、どこかで論文を書いた人は理解したかもしれませんね。
そうなんです。このルールって論文のルールなんです。厳密にすれば、論文なのでもっとルールがありますが、大体このくらいの指摘が来ると思っておいてください。
では、なぜ実習のレポートが論文形式なのか分かりますか?
いつか臨床に出た時に論文が描けるようにするため。その手習いとして実習で行って置くとのことです。昔、バイザーから教わりました。作業療法士も医療の端くれ、医学雑誌に掲載をしたいのと目論見が分かりますよね。
どちらにせよ。論文の書き方が理解して置けばそれほど難しい書き方ではありません。
独特の表記
そうそう、医学雑誌と表現しましたが、みなさん医学雑誌。特に医者が掲載している雑誌を読んだことありますか?
初めに小窓に少し文章が載っているのを見たことありますかね。
あれ、レジュメっていうもので、あれが実習レポートでも求められたり、レジュメ作成で求められたりしますので、雑談程度に紹介しておきます。
レポートの場合は、
Ⅰ.はじめに
で表現する場合が多いですね。
そして、このレジュメとは、何かというと、今回言いたい事、実習においては考えたこと気付いたことを3行くらいにまとめて表示する文章です。
読み手に「今回、私はこんなことをやってこう思いました!読んでください。」と宣言して読んでもらうためのもので、内容が分かりやすく簡潔に表現されたものです。
馴れないと結構難しいです。私は馴れていませんので上手ではありません。が意味だけ解っているだけでも違いますよね。
レポートの雛形と取り事
ここまで書いたら、ルール以上の、実習レポートの取り決めを書いておきましょう。
レポートを書くには項目がほとんど決まっていますので、その取り決めと使うであろう、雛形を明記しておきます。活用してみてください。
Ⅰ.はじめに
(ここにはレジュメをかいてください)
Ⅱ.一般情報
1.氏名(Aさん)・年齢(X年)・性別
2.家族構成
3.生育歴
4.趣味・関心、嗜好や特技など
5.経済状況
6.現在状況
Ⅲ.医学情報
1.診断名
2.現病歴・治療歴
(発病年をX-〇年で表示する)
3.合併症
4.服薬状況
5.治療上での注意点
Ⅲ.他部門情報
1.医師(日付)
2.看護師 (日付)
3.精神保健福祉士 (日付)
4.臨床心理士 (日付)
5.介護福祉士 (日付)
6.作業療法士 (日付)
Ⅳ.作業療法評価(日付~)
1.面談・観察・情報からの評価
(1)日常生活能力(日常を生活するための能力)
① ADL(排泄・整容・入浴・更衣など基本能力)
② 生活管理能力(服薬・金銭・食生活・整容・洗濯・掃除)
③ 知的水準・精神状況
④ 病状把握・病識の理解
(2)作業遂行能力(仕事をするための能力)
① 理解力
a. 口頭・指示
b. 書式・行程
② 注意・集中
③ 耐久性・持続
④ 正確さ・丁寧さ・速さ
⑤ 問題解決・学習・応用
⑥ 意欲関心
⑦ 集団作業
(3)社会性
① コミュニケーション(社会で生活を営むための能力)
a. 会話(話題・主体性・抑揚・流暢・やり取りなど)
b. 協調性
c. 配慮
② 適応力
③ 現実検討力
④ 主体性
(4)将来(どんな生活を送りたいか。何年後など具体性はあるのか)
2.改善点・アプローチポイント
(通常は”問題点”として書く場合が多い項目ですが、個人的に”問題”という表記自体と意味合いが違うと考えております。問題=欠点=障害となりえます。害ではないですよね。そして私たちはアクションを起こしてリアクションを利用して治療する人になりますので、改善で出来そうな所とアクションを起こせそうなポイントを見つけ出すことが大事となります。本人の意向に沿い、受け入れられそうなポイントということです。)
3.評価まとめ
(客観的に、各項目で書いたものを短く分かりやすく。端的にまとめましょう。まとめを読んだら、評価したことが分かるように、箇条書きでも短文でも可)
Ⅳ.治療計画
(どんなものをいつ、どのような形で行うか。作業療法室だけで実行するものだけじゃなくてもいいです。毎日の日記や、金銭管理、習慣化行動などでもいいです。)
Ⅴ.考察
(一番大事ですね。何を思って評価して治療計画を立てたのか、これを吟味した思考の流れをここに書きます。評価から考察ではなく、考察して評価しましょうね。)
Ⅵ.終わりに
(苦労した点や理解して点、手技など会得した点などなど、自分の中での気づきについて書きましょう。よくバイザーをねぎらう文章を書いたりしていますが、お好みで。なくてもいいと思いますけどね。それよりも、気づいたことをしっかりと残しておいたほうが自分のためになります。)
言葉の使い方、コツ
言葉の使い方としては、論文だと。”である調”となるが、学生で使うのは難しい。学生が使うのであれば”ですます”の方が書きやすいし印象が良くなります。
また実習レポートなので、考察が一番重要であるため、自分が考えた事を自分なりの表現をすることが一番良いと思われる。しかし、偏った見方や独りよがりなもの、蔦らない文章になっては意味が無いので、主語と述語など読み手のことを考えて書く工夫が必要になる。
引用文を求められることがある
そして、論文と話したように、考察には根拠を求められます。評価項目より推察した事柄について述べれば良いのですが、論文なので引用文の掲載も求められます(「だれだれがこう言っていたので私はこう考えた」など)。
しかし最近は文献を調べること自体に時間を置くよりも自分の考えた事、思慮に重きを置いているバイザーも少なくないので、必ずしもというわけではないと思う。
重要:レポートの書き方のコツ!!!
さて、またしても長いことお待たせしました。ここからが今回の本題ですね。というよりもここを読んでもらってから是非とも、レポートは書いてほしいです。
そうしないと、レポートを作成しても何をどうしていいのか分からなくなり、作文でもなくなってしまうことがあると思うからです。
実は別の記事にしようかなって思うくらい重要だと思っております。でも、文字数はそう長くないのでここで書かせてもらいます。
レポートはどこから書く!?
さて、レポートってどこから書くのでしょうか?知ってますか??
作文なら表題から、そして名前、始まりと続きます。
頭の中で、起承転結を思い描いて書いたりしていますよね。工夫が出来ている人は、一度紙にまとめてから書く人も居るそうですが、大体は、冒頭より書いていくと思います。
しかし、レポートでは違います。
レポートの書き始めは”考察”です。
だって、一番言いたいことですよね。気付いたことですよね。診立てを教わったり学んだりした結果ですよね。なので考察から書くのです。
次に、評価。
一般情報。
あとはなんとなく、終わりに
と続き、最後の最後にはじめにとなります
なので、順番は
- 考察
- 評価
- 一般情報
- 治療計画
- 終わりに
- はじめに
そして、最後に重要なことです。
一般情報や評価は考察に邪魔なものはあまり書かない。
意味分かりましたか?
読み手に”こんなかんじなのでこう考えました。そして、こうやったら良いと思います”と読ませる文章がレポートとなりますので、
途中に余計なものがあると、分かりにくくなりますし、証明に邪魔ですよね。しかし捏造はよくないので、「色々な面の一部分はこう考え、この部分もこれで考えられる。だからこそ、こう思うのです。」と書くことのほうが自然と分かりやすく、読み手も自分もすっきりしますよね。
なので余計なものは書かないのです。
こう考えると、今回お話した順番が見えてきませんか?
考察から書くということは、言いたいことからしっかりと考えてまとめて書くことから始めるのです。
しっかりまとめていれば、それに関連する事柄を評価なり一般情報を載せる必要があるのです。迷い道せずにいきましょうね。
私のようにだらだらとケースノートを添付しただけにならないように祈っています。
見直し方・手直し方法
ここまで来ると見直し方は分かりますかね。
見直し方は、まずは考察がしっかり自分の言いたいことが表現できているのかです。
その次に、評価なり一般情報となります。
しっかりとこの3つが成り立っていると診立てが完成するので、関連して治療計画が立案できるのです。
スーパーバイザーのチェック方法
バイザーの読み方としては、以上のことを踏まえて冒頭からぱらぱらと読みやすいかチャックしてめくります。
しっかり読むのは考察です。考察をしっかり読んでから、評価や治療計画を読みます。
一般情報はそれなりですね。
あと、はじめにが一番難しいので、最後に読みますが、これは必ずチェックが入ると思ってください。短文で言いたいことを表現する難しさに直面すると思います。
おわりに
どうでしたか?レポートについての書き方を書いてみました。
自分で書いても、迷うくらい色々と書きました。文章は本当に難しいです。
しかし、何かの参考になればと思っています。
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