知識の整理 ‐頭にある知識を整理する方法‐

2019年6月15日土曜日

OT実習手引き 準備しておくこと

t f B! P L

この記事は、作業療法の実習での”準備しておくこと”の記事で書いています。
この前に実習での心構えとして”始めに読むこと”も書いていますのでよければお読みください。

始めに読むこと
さあ、実習の初めりですね。まずは読むことから始めましょう!実習はもう始まっていますよ。でも大丈夫。ここで読んでおけば、怖い実習も有意義なものに変化できます。実習を実のあるものにしましょう!

今まで得た知識を無駄にしない

学校に入ってから、いろいろなことを学んだと思います。先生が黒板に書いたことを丁寧に書いたり、プリントや教科書に書き込み、まとめ、復唱して覚えたりしてきたと思います。

これが私たちが、学んできた学校で教わる勉強方法です。

しかし、覚えただけで有効活用できているでしょうか?

教育については別記事で書きましたので、興味があればお読みください。

活用しているとしたら、ここの場所は読んでいませんよね。

なら、まとめましょう!
得た知識を活用するために、ノートを活用しましょう。

では、なぜノートを使うと思いますか??

え?教えないの?と思っていませんか。
そうですね。
書きますが、やっぱりそこは、考えてからの方がシナプスが巡りますからね。

答えは簡単です。脳だけでは、実際どのくらいどの様に理解し、活用しているかが分からないからです。

私たちは様々な情報に接して生きてきました。今でも情報に溢れている生活をしています。
なので、選択というチョイスのみで生きています。現代の社会で暮らすには最善の方法ですね。

しかし、この方法では、想像力は育ちません。

知識の関連図を描く必要性が無いからです。創造しなくても誰かが作り、誰かが考えてくれる社会だからです。しかし、療法士となるのであれば、知識を活用して療法を行わないといけません。

なので、脳を刺激するためにも、現状の脳の状態を把握しておきましょう。

びっくりするくらい”選択に慣らされている脳”だと、全く書けないですよ。また書けてもだらだらとまとまりのない文章を書いてしまっているのではないでしょうか?

まずは、書くことから始めましょう!

”書くこと!”

ここから始めましょう!

この”書くこと”とは、決して日記ではありません。黒板の写しでもありませんので、本当は自分で書き方を考えて実行することが一番いいと思います。苦悩して考えて書き、でうまくいかないのでまたやり方を変えてやってみる。そうしているうちに方法は淘汰され洗練され、自分の形が出来るのだと思います。

人にはそれぞれ個性がある様に、記憶方法や関連方法にも個性があり、人それぞれに一定の法則を持っています。それを見つけることは簡単なことではありませんが、可能にするのは洞察を繰り返すしかありません。

試行錯誤が一番創造性を育む。

まずは、自分で考えてやってみるが一番の近い道で一番の方法です。そして最初からうまくいくはずはなく失敗の連続ということだけは覚えておいてください。

なので、失敗は付き物です。何度も何度も失敗します。何がダメで何がいけないのか分からないかもしれません。しかし、決して諦めたり、逃げだりすることはやめてください。
投げ出すということは、自分の人生を投げ出していることと同じだと思ってください。

でも、諦めたり、逃げ出すのではなく、今は良し。小休止。いったん休憩。保留。という言葉を自分に当てて下さい。そうすれば何度でも続きが出来ます。再開するのにそれほど苦労ではなくなりますよ。
一度諦めてしまうと、挫折という感情が重く圧し掛かり、足を引っ張る要因になります。再開することがとても大きい出来事になってしまいますので、出来るだけ諦めるのではなく、保留という言葉を使ってください。

しかし、”闇雲に考える”と言っても、苦手な人には想像もつきませんし、自分のやり方になどたどり着きません。考えるにも手本などないと難しいと思うので私が考える方法を伝えていきたいと思います。
これが正解ではなく、初めの足掛かり程度に思っていただけると有難いです。

書き方はシンプルに

書き方としては、より分かりやすく、シンプルに書くことを意識して書きます。
そして、まずは分類ごとに分ける事が大事。日時、情景、条件、気持ち、情報、知識、方法、反応、予測、応用など、様々な分類に分けることが、とても大事です。

普段、選択に使っている脳だと、この分類に手こずります。
しかしこの分類こそが自分を見ることにつながり、相手を知り、状況を把握し、関連付け、自分を操作して療法が行えることができる世になります。

アクション➡リアクション➡フィードバック

この関係図が構築されるのです。
学校で習ったことが繋がりましたか?

繋がれば大丈夫!あとは鍛錬と応用ですね。

このままで終わると怒られるので、例えを載せましょうか。

分類方法の例え:

★病棟の入院患者を対象に、情報の分類分けをしてみましょう。

● 身障領域の分類:
 ・病名及び疾患名
  ・原因、起因
  ・経過、予後
  ・治療方法、介入方法、提供方法
 ・疾患を持つ心理状況
 ・ライフステージ(年齢や生活構成による、人生のイベント時期)
 ・年齢や家族構成による経済状況
 ・人、環境から受ける、予測される状況
 ・などなど

● 精神領域の分類:
 ・病名及び疾患名
  ・原因、起因、素因、家族素因
  ・家族関係、状況
  ・経過、予後
  ・治療方法、介入方法、提供方法
 ・個人要素
  ・生活
  ・生育、職歴
  ・思考、行動
  ・興味関心
  ・嗜癖や逸脱行動
  ・心理面 幼少期、青年期、成人期、壮年期など
 ・疾患を持つ心理状況
 ・ライフステージ(年齢や生活構成による、人生のイベント時期)
 ・年齢や家族構成による経済状況
 ・疾患、個人要素、関係する人、環境から受ける今後予測される状況
 ・などなど

一応、学生の実習用に作成しているサイトなので、頭に浮かんだものをなんとなくですが分類してみました。思いつくまま描きましたので、大雑把すぎるという指摘もあるかもしれませんが、その辺は余白として読み手、使い手が考えるということでお願いします。

まず、想像してひねり出すことが重要なのです。

やったことが無い人が、同様な量を出すことは至難の業というよりも、無謀です。挫折しか見えません。まず大事なのは、どのくらい知識が活用できているかを把握しているかを自分で理解することです。

そのため今回は”分類できること”を教えていませんよね。”活用できているか”を知り訓練するために教えています。
だから初めは少なくてOK!
現状を知るところから始めましょう!

え?分からないですか・・・
例えになっていない・・・・
そうですか。下手ですね。

分類方法の手順
  • まず、持っている情報、知識の整理したいものを明確にする。例では入院患者。
  • そこから実習先の領域によってさらに分類が始まります。
  • 身障領域の入院患者でどんな状況の人が入院しているのかを想像し、考えられる項目をひねり出す。
  • 出した項目のバランスを見て、漏れがないか自分の知識と照らし合わせる
  • 知識の中ではこれが限界というところを見定めて終わる。

こんな感じでまずは自分の知識を項目に分類分けして、必要な項目にする。

分かっていてもこの分類分けが死ぬほど辛く痛い、脳みそ取り出して叩いてやりたいくらい、もどかしいんですよね。

私たちの実習はこの分類箱を作ることとそこに分類して入れる事といっても過言ではないのかもしれません。

あと、気付いた方が居たと思いますが、病棟って言っても”どんな?”ですよね。障碍者病棟、回復期病棟、終末期病棟、アルコール病棟、閉鎖病棟、小児病棟、などなど、分野によっても違いますよね。。
そんなところに気が付いたら、次行きましょうか。

分野ごとにカテゴリー分けしておく

さて、分類する方法が分かったところで、次は得意の分野ごとですね。

これは学校授業で習っている通りの科目です。
数学、理科、国語、英語、社会、などなど。

社会で言えば、
家族、恋人、お金、生活、貯蓄、人間関係、仕事、余暇、趣味、食事、などなど、

上の例では、身障領域、精神領域ですね。更に上に〇〇病棟という枠があったのが分かりますか?

大きく分けても小さく分けてもそれぞれに分野が存在します。分類分けが理解できるようになれば、あらゆるものが繋がりを持っていることもなんとなく理解できてくるのではしょうか。

気になったことなどを、まず分野に分けて考えてから、じっくり分類で分けるといいのだと思います。

先程、例文で上げた、
身障領域、精神領域というのが分野ですね。そして書いていませんが、その上には作業療法士の仕事という分野が存在しているのが見えますでしょうか?

今いる世界はいろいろな分野で構築され、その中で右往左往しているのです。

ポイント

頭が混乱した場合には、この分野と分類を意識すると明瞭にシンプルに考えることができます。
分野・分類分けしたことが無い人は是非ともやってみてください!

実習も、指導も、日々の仕事も効率よく考えらえると思いますよ。

各項目を考えてから書く

さてさて、ここまで来ましたね。

私が勝手に唱えているだけかもと今更思ったのですが、
分野を分類して項目にするで説明されてもらっています。

”分野”が一番大きい括り(さらに上は学問や道というのがありそうですね)
分類分けされて出てきたのが”項目”です。(もっとさらに括った小項目や中項目などあり、別枠での分け方などもありますね)

しかしこの表現も私が思っているだけで共通言語ではないと思います。ちょっと調べましたが良く分かりませんでした。科目とか、区分、種別など違う方角のものが多くヒットしてしまい。検索は難しかったです。

疑問に思う方や興味のある方は調べてみてください。

私は、名称を知らなくても本質が変わらなければあまり名称には興味を示しません。
想像に必要なのは本質だけですからね。

さて、項目の書き方について説明していませんでした。すいません。

これもシンプルですよ。これこそ書きやすくなるのではないかと思います。
分類して出た項目ですが、これに沿って情報を整理します

項目の書き方

持っている情報を、書き出した項目に合わせて書き出します。
項目に合わない部分の情報は書きません。情報を削ぎ落して書きます。
合う情報だけを厳選して書くのです。

日頃皆さんがやっている選択というやつに近いので出来るのではと思います。

中には、なんとなく気分で流れで生きてきたという人もいると思います。
そういう人はこの部分は結構苦労苦戦すると思いますが、鍛錬しかないと思っております。

実習後も使える方法

この分野・項目に分ける分類方法は、実習だけでは無く、普段生活しているうえでも、物事を考えるときにでも使えます。

現代社会はとても複雑に絡み、人と人との関係もより希薄ながらも意識しつつ、寄せ合いつつ生活しています。密接に関係しているのに感じないような生活です。不自然ですよね。

これだけ人がいるのですからパーソナルエリアを確保することすら難しいのかもしれません。テリトリーを意識し、自分で守ることが必要なんです。

指導者の皆さんも、立ち寄ってみた人も、苦悩している人も良ければ使ってみてください!

実践例:

実際に記事を見て書いてくれました。

oteraさん感謝です。

良ければ皆さんも、送ってください。財産に必ずなります。


さて、次は”準備しておくこと”の最後の記事になります。

このブログを検索

記事

人気の投稿

HOT!

実習期間中の過ごし方

QooQ