作業療法士の実習について記事を書いています。色々と書きました。実習に参考になることになればと思っています。活用してください。
まずは、”始めに読むこと”として記事を2つ書いています。
記事は順番に読めるようにしましたが、飛ばしたい場合や、他の記事を読みたい方は、上のOT実習タブをクリックしてもらえれば一覧が出ます。またクリックしなくても細分化した項目が出ますので、必要な項目から閲覧も可能ですし、右欄にある検索窓からでも記事を検索できます。ご活用ください。
「実習って何?」
唐突ですが、「実習とは何か」考えたことありますか?
先輩や先生、何処かからの情報で、
「実習とは、今まで学習してきたことを実践してみる場所」と教えられたり
「先輩OTから作業療法について何なのかを実践で教えてもらうもの」
「作業療法士になるための洗礼のような、試練、鍛錬の儀式」
などなど、分からないが分かるような気持ちで、実習に挑んで行くものです。
そして送り出す先生も「まずは、行ってこい。何かあったらすぐに駆けつけるから。」
励ましなのか何なのか分からないながら、実習地に向かいます。
それが実習ですね。
つまり”行ってみないと分からない!!”
まな板の鯉ということです。
ええ???っと言う人も居ると思いますので、
キチンと説明しましょう。
先輩や先生が言っている事は、本当のことです。
そして「行ってみないと分からない!」というのも確かです。
なぜなら、その言葉の裏に本当の実習の意味が隠れているからです。
実習に行く前と行った後の違い
本当の意味の前に、
実習に行く前と行った後では、大きく違います。
何が違うか。分かりますか?
実習を通過した先輩方は誰しもが理解し実感していると思います。
そうなんです。理解よりも実感なんですよね。
実感とは、つまり、実習での経験から、感じられるようになるのです。
つまりそれは、
職業人として感じられるようになるのです。
わざわざ太字で言うことじゃないかもしれませんが、作業療法士とは特殊な仕事です。そのためには必ず必要なものなんだと思います。
では、何をどう感じられるようになるんですかね。
本当の意味での実習とは、何なのか。なんとなく見えてきましたか?
ここで見えてきた人は感がとても良いと思うので、実習も楽にクリアしてしまうと思いますが、他の面で苦労しそうですね。。
しかし、多くの人は、分からないと思います。それが普通です。
実習の必要性や重要性は、本に書いてあったり、先生が教えてくれたりしたと思いますが、”実習の本質”という「本当の意味での実習」についてはあまり教えてくれなかったり、書いていません。
この実習の本質が分からず、苦労してしまい、迷路に入り抜け出せず、中断したり合格点をもらえなくなります。そして再実習となるケースも少なくありません。学校のよっては、再実習が受けられず留年となる生徒も居るそうです。(私の時代は多かったですね)
心して、本当の意味での実習を受けに行きましょう!
実習は合格しないとだめなの?
実習とは、先輩方や先生などの情報通り、実習とはいろいろなことを学ぶところです。
先ほど述べたように、実習前と実習後では大きく違います。
なので実習はしっかりと受けないといけないものだと思います。
しかし、合格しないといけないんですかね?
「嫌なスーパーバイザーに当たって散々な目に合った」なんて言葉は先輩や先生から聞いたことがあるのではないでしょうか。
合格点がもらえなくても、再実習を受けられ、最低ラインの合格点をもらえば、実習は合格です。しかし、再実習を受けられない学校もあります。
そして合格しなければ留年です。なぜなら、単位が足らないからです。
作業療法士の国家資格受験資格には、単位取得のために履修が必要なのです。
評価実習・臨床実習ともに必修履修科目です。
なので単位を落とすということは受験資格がもらえないということです。
ますます怖いですね。
是が非でも実習は合格点はもらいたいですね。
しかし、合格点をもらえればいいのでしょうか?
スーパーバイザーには評価採点表なる、採点の基準となるものの評価基準の本が実習と共に渡されます。
その内容は、作業療法士として必要なことを、事細かに記載され評価基準となっているというよりも、人として、社会人として、将来療法士として営むうえでの最低限の基準としての項目が多くあります。
今の実習は、”昔ほどバイザーも怖くない”といいます。誰だって嫌われたくありませんし、学生だって怖いよりやさしい方が良いです。バイザーだって同じです。嫌われたくありません。
だから、「まあ将来国家資格取った後に苦労するだろうけど、まあいいか」という気持ちで合格点を挙げるバイザーは多く居ます。
なので実習に合格したからといっても、実習をクリアしたかは分からないということです。本当の意味での実習はクリアしていないのかも知れません。
そういう人は、将来とても苦悩すると思います。
学生だからもがき苦しめ、自己探求と追求が出来た時期にやっていないと、作業療法士として基本的姿勢が分からず、右往左往している間に、療法士としての責任と業務に負われる毎日では時間が足らず。当然、自己探求や追及する時間も持てません。ましてはその視点にたどり着けないかも知れません。
それだけ、療法士という仕事は目に見えないものを扱い、対象者である患者さんであったり当事者であったりする人や家族や兄弟、関係職種や機関に働きかけないといけない重責とそれに伴う業務が存在しています。
なので、実習に合格すれば良いのではなく、実習はクリアしないと、後々大変なことになるということです。この機会に”本当の意味での実習”を理解してください。
本当の意味での実習とは。ー実習の本質ー
ここまでが長い。。。
だらだらと色々と話、長かったかもしれません。スイマセン。
「あ、飛ばして来たから大丈夫。」
それはそれは。要領がいいことで。。。
さてさて、本当の意味での実習ですが、
いろいろ読まれてここまでたどり着いた来た人は、分かりましたかね。
(飛ばしてきた人は分からないですよねーー)
え。分からない。。
そうですか。
職業人として感じられると
先ほど説明させてもらいましたが、
まさしくこれなんですよ。
職業人なんですよね。作業療法士とは。
職人なんです。それを生業にしている医療人。
だから特殊なんです。
職人とは、
google検索
主に手先の技術で物を作る職業の人。例、大工・左官・建具師(たてぐし)。
私たちの仕事は、技術で物を作る職業の人なんですよ。
そして、医療なので物ではなく、人の生活の質を作る職業人なんです。
もう少し分かりやすく言え!?
そうですか。
そうですね。
では
ますます訳分からん。ですかね。。
語彙力が無くスイマセン。
自己探求と自己追求により相手を診る力を得ることが出来る
これなら多少は伝わりますかね。伝わらないなら、お願いします。察してください。。スイマセン。
実習は、不浄じゃなく浄化の過程
とりあえず、いえることは、
実習は。キツイです。
実習が辛いのは、スーパーバイザーが意地悪とか、先輩が、指導者が、先生が何もしてくれないとかそういうことではありません。
色々なサイトなどでパワハラだとか虐めだとか傲慢だとか言われている実習ですが、一部は除くとしても、先ほど”実習の本質”について語らせてもらったように、自分と向き合うことが主体となるためとても苦しいのです。
今まで生きてきた中で、これほどまで考えるのかというくらい考えます。だからこそキツイのです。
そして、情報ってこんなにいろいろと垂れ流しているのかって言うくらいあることを理解します。
でも、どうつなげていいのか分からず、迷子になり、纏められず。
時間だけが刻々と過ぎ、
毎日朝焼けを横目で感じながら、ヘロヘロになりつつも実習先に向かい。
バイザーからの駄目出しで凹み。
そして仮眠して、またうだうだしながら朝が来る。
この不浄と思えるようなものが実習です。
でも決して不浄ではなく、浄化するための過程だということを忘れないでください。
挫けそうになったら、これが実習の醍醐味なんだと。
大脳皮質をシナプスを海馬を扁桃体を揺さぶり、自分自身に技術を教えているのだと考えてください。
本当に実習は大変ですが、頑張ってください。
心得として書きましたが、それでも不安を煽っただけなのかも知れません。
このサイトでは、色々な不安を取り除けるような記事を書いていますので参考にしてください。
追加:2020.6.18
精神科作業療法について、しっかりと分かりやすい言葉で表記されているものがありましたので紹介します。
この文章は作業療法士を目指す人に対しての説明ですが、まさしくですよね。入学する前は調べたりして志していたかもしれませんが、忘れてしまう事も多いと思います。なのでこの際ですから、読み返して噛み締めることが大事だと思います。
以下引用文章となります。
作業療法士として技術以上に大切なこと
このように、作業療法士の仕事は、患者さんと密接に向き合うことが重要です。リハビリの技術はもちろん、一人の人間として大切にすべきことがたくさんあります。具体的にはどのようなことでしょうか?
- 自分自身を知る
自分自身、作業療法士として何を得たいのか、何のためにこの仕事を選んだのかを知ることが、モチベーションにつながります。達成感、お金、自信など、仕事から得られることはたくさんありますが、患者さんと向き合うなかで何を得たいのかを考えてみましょう。もし、それがお金なら他の仕事でもいいかもしれません。
もし、患者さんの喜ぶ顔を見たい、患者さんを回復させることで自分自身をステップアップさせたい、と思うのであれば、作業療法士という仕事を通じて社会に寄与しているということです。 - 「軸」を作る
どんどん進化していく医療の世界。患者さんに対していろいろなアプローチの方法がありますし、開発されていきます。その中で、自分が最善と思うもの、患者さんのためになると思うものを選択する「軸」を作ることです。多くのアプローチを知ることは重要ですが、何でもかんでも試すのは誰のためにもなりません。しっかりとした「軸」を作り上げましょう。 - 変化に気づく
患者さんはリハビリに対して一生懸命な方もいれば、消極的な方もいます。どちらの方にも対する際に共通していえるのが「変化を見逃さない」こと。
回復の兆しが見えたとき、やる気が出てきたとき、反対に精神的に落ち込んでいるとき……そのようなときにフォローするのも作業療法士の仕事です。
リハビリの前に一呼吸おいて会話をする、やる気をさらに引き出す一言をかける、簡単な作業で達成感を味わってもらう……ちょっとした工夫が患者さんの回復への近道になります。 - 生活への影響
患者さんにとって一番大事なことは、日常生活に復帰できるかどうかです。そのためには、リハビリを行うことでどのような影響が出てくるのかを考えながらメニューを組む必要があります。
この治療行為が患者さんにもたらすものは何か? 単純に自分の技術を試す場になっていないか? 本当に患者さんの日常生活は良くなるのか……これらを肝に銘じながら、リハビリを行いましょう。
患者さんのために大切なことを胸に刻もう
すべては患者さんのために。これが作業療法士の基本です。リハビリ技術の向上と共に、自分自身を知り「軸」を作り、患者さんの生活を第一に考えながら変化にも気づく……技術以上に大切なことを胸に刻みながら、日々の業務に向き合っていきましょう。
次はこちらの記事をお読みして頂けると良いと思います。


0 件のコメント:
コメントを投稿