今から2ヶ月前、自転車で道路左側を走行中に後ろから車に跳ねられました。
引いた本人は気づいたいたのか気がつかなかったのか逃げました。後から出頭し、”ひき逃げ”扱いになりました。
跳ねられたのはうちの妻です。
衝撃の日のはじまり
事故当日夕方。いつもの時間になっても帰ってこない。夜19時過ぎに妻から電話あり「車に引かれた」、「ひき逃げされたみたい」だけ告げる。迎えに来てほしいとのことで、急いで救急対応の病院へ。
頭を包帯でグルグル巻きになった妻。ブラウスも血が飛び散り。見るからに怪我人。
「恥ずかしいからあまり見ないで」と言われたが、こっちはそれどころではない。でも喋れて歩いていることに安心もした。人混みは嫌と救急外来待合室を離れ、その近くのベンチで待機。「大怪我人みたいなので嫌。眉毛ないし」と話す。
女心はよく分からない。が、救急外来待合室は確かに人が多い。平日の夕方。20時。私が見ただけでも、5組が待合室で待っていた。
事故か急病かまでは分からないが、頭に包帯を巻いているのはうちの妻だけだ。待合室の人でも視線が行くのが想像できる。
事故のいきさつを妻に尋ねるが、「覚えていない」とのこと。一時的記憶が飛んでいる。
「もしかしたら、道路を横断中に轢かれたのかも」
「横断歩道じゃないところを横断したかも」
頭を打っている事は包帯と血で分かる。記憶が飛んでいても仕方ないが、脳が心配。また頭を動かすと痛いとほぼ正面を向きながらの会話。のどが渇くと言うのでペットボトルを買って渡すが、力も出ず、首も挙げられないので、とても奇妙にしながらもなんとか一口。
それを心配しながら、45分は待っただろうか。若い当直の研修医より状態を説明される「CTには異常ないのでお大事にしてください」「12時間以内に何か変化ありましたらお知らせください」
気分が高揚しているためか、車内で妻はよく喋る。「道路を横断して轢かれていると割合とか大丈夫かな」「何か罪に問われるかな」と心配と焦りでしきりに「ごめんね」と話す。
事故後の苦しみの始まり
首が痛くて回らない。と話していた当日。頭高くして安静にしつつ入眠できた。
しかし次の日から頭痛と首の痛みが併発。とても苦しい様子だがなんとか耐えられる範囲だった様子。日が重なるごとに頭痛がひどくなった。妻は偏頭痛持ちだったがそれどころの痛みじゃないらしい。頭が締め付けられるくらいの痛みがずっとあり、眠りにも影響してきた。
痛み止めも服用していたが、あまり効果なく、シップをおでことこめかみにまで貼り、首にも貼っていた。
おまけにめまいも出現してきた。ちょっと頭を振るだけでめまいに襲われている。気丈にに頑張っている妻であったが、苛立ちも募り、どんどん疲弊していく様子も見えた。
そんな戦いを夫としては、マッサージとかしかできず、居たたまれなかった日々が過ぎた。
1ヶ月経つころには、ちょっと良い日と、今日は眩暈が、頭痛がと動けない日もあった。そんなある日より胃の辺りの痛み、渋りなどを訴えてきた。どんどん痛みが強くなり、胃痛で入眠も難しくなり、頭痛も眩暈もぶり返してきた。
最悪の状態がどんどんと重なり、眠っていても途中で起きてしまうこともあり、眠れない日もあった。
食欲も落ち、睡眠も取れない日が続いた。
心の傷は知らない間につく
体重も減り、やつれた顔つきの妻。当然、元気も無い。
毎朝、生きているか心配もしていた。
まさかと思いつつも、怖さもあり、ストレッチや散歩、呼吸法、自律神経改善法などを教えた。しかし、一時的には効果があっても、心の不穏さが勝っていたのか、日増しに悪くなって行くのが分かった。
腹痛については胃カメラもMRも検査したが異常なく、整形医より心療内科を紹介された。
それを聴いた瞬間「あ。。」と安堵したのを覚えている。それは自分にとっても妻にとっても、合点がいくと思ったらだ。
苦悩は人を弱くする
毎日のように、「なんでなんだろう」「どうして私に」「何か悪いことしたのか」「ひき逃げした相手が憎い」などの不慮に対しての納得のいかないわだかまりをずーーと抱え。
「なんで良くならないのか」「いくら努力しても改善しない」「理解しようとしても不可解」「追及したくても追及できない」と自分の体なのに自分の体ではないような不安感と納得のいかない気持ちが沸々と湧き上がっていたのだと思う。
更に「こんなでは働けない」「将来どうしよう」「生きているより死んだほうが保険金が入るからそのほうが良かった」「生きている価値が無い」「死にたい」とまで思うようになっていた。
この症状が起こったのはほんの1・2日。急激な変化に、まさかとは思っていたが・・・・
しかし。心療内科にかかってみたらと薦めてくれた、整形医には感謝しかない。本当に助かった。私から伝えるか迷っていたところでもあるし、私では納得できないのではとの心配もあったので。
心療内科を受診し状態を伝えたら。
「うつ病」
と診断されたことを告げられた。
これで2度胸を撫で下ろした。これでなんとか進められる。
現在も、めまい、頭痛、腹痛、うつ病と交通事故により苦悩を強いられているが、命があり、歩け、少しづつだけど、眠れ、食事も取れていることに本当に良かったと思っています。
対策は心積もりが一番
私自身、メンタルリハビリを謳っているが、心の弱さを知っていても、気がつかない心の弱さを痛感しました。また因果関係が交通事故と心の病があること自体を知らなく、調べたところ。交通事故はライフイベントの中でも子供の死、妻夫の死の次に交通事故となるくらい。心への衝撃が大きく危険指標として集計されていた。
今考えると、受傷からぶり返し、長期期間、状態の重なり、心労と幾重にも重なることから、かなりな重圧が日増しに起こり更なる衝撃の第2波・第3波と津波のように起こってくるのだと実感しました。
本当に、体だけではなく、心の受ける度合いも見た目が大丈夫そうでも、心はじっくり傷ついていることがありますので、心がけることは大事だと思います。
終わりに
ついでに、事故についてですが、車道の左側と自転車で走行中に後ろから当てられ、車がそのまま走って行ったと夕方なので目撃者も多く、すぐに救急車で呼ばれたので逃げた加害者も出頭し、妻に大事にいたらなかったのではと思っています。

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