今後の精神科デイケアについて考えた。立案・素案・提案そして苦悩

2018年2月7日水曜日

もがきと気付き 苦悩と失敗

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精神科デイケア大変じゃですか?特に病院を持たないクリニックは瀕死状態に陥っていませんか?

プログラムに工夫をしても、紹介や導入を頑張っても、メンバーの見学者は減っているのではないでしょうか?今、利用しているメンバーも着実に力を身につけ卒業していく。どんどんと過疎化が進んでいるのではないでしょうか?

今回はなんでこんな状態になっているのか、考えてみたいと思います。

精神科デイケアの現状を考える

診療報酬の締め付けもありますが、それ以上に地域資源の活性化により、対象者である今までの利用者は地域施設を利用したり資源を活用して社会に貢献しております。

 

だから、デイケアというもの自体が、存在価値が弱く、漫然たる存在として孤立している。

そのことに気が付かない医療機関は多くあります。

 

それはなぜか、精神科特有の社会と隔離した状態だった。その状況が長年続いていたため、隔離していて当たり前。

退院する必要性を感じているが、切迫して、危機として感じてはいない。

 

それは、患者も社会的入院という言われるように、長年社会と隔離されて生活したための意欲の減退、活動性の低下に加え、見知らぬ病院外への恐怖心から退院を拒む傾向が強くでいている。

 

それに対して、退院促進プログラムやピアサポートなど色々な資源を活用して退院へ向かわせているのが現状であるが、病院自体としては、入院者が減少すること自体は経営危機に陥るので、本腰を入れての治療や社会復帰とまではいかないのも現状。

 

そんな、精神科単科病院は日本にはたくさんある。
そしてその病院で作る精神科病院協会。とても守りに入っていると思われる。

 

国の負担、医療費削減による政策

精神科単科病院や精神科病院協会は現状維持が望ましい。患者が病院に住んでいてもらい、継続的な経営が安定すること。それが一番望ましいこと。

これを望んでいるので、現状を変換しようとすると、「病気の人間を外に出すのか!」となります。

 

しかし、厚労省としては、そうも言ってられない現状。

後期高齢者社会になり、ほんとにすごい金額の医療費が毎年積み重なっている。医療費削減は国家としては対策優先課題。

 

だから、医療費削減にとても力を注いでいます。

 

介護保険と医療保険を調整して対抗しています。

しかし、大きな改変は反感を招き、医療自体の急落になるため、既存の内容の調整なのです。それも社会的入院者が多く入院している単科病院に負担のないように、多剤併用を厳しくし、外来治療方法である精神科デイケアの締め付けをすこしづつ行っています。

 

もっと改革するために、これからの対象患者に対しての政策を柱にしている。

医療保険と介護保険の改革ではあまり医療費が削減できていないのが現状です。

 

精神科単科病院が閉鎖される話はほとんど聞きません。しっかりと患者が住み、以前ほどの収入は無いにしても十分な収益を得ています。

 

障害者自立総合法の制定で医療費削減

そのため外堀を埋めるようにして対応しています。
それが障碍者自立総合法。障碍者も社会の担い手として社会貢献できるならしてもらう。

 

環境を与える。
そのための訓練施設や働く場。
支援施設。

 

色々と画策。
現状、今までのような地域支援施設の作業場は就労継続支援事業所や就労移行支援事業所など名称も変わったが、雇用形態になったり、訓練施設になったりと、中身も様変わりした。

 

薬物療法も効果を示し、また早期による介入により、早期社会復帰となったり、地域資源、施設に通ったりしている。

 

現状のデイケアはこんな感じです。

そんな現状でデイケアを活用しているのは、今まで通りの活用方法である。生活安定や余暇活動。他者交流などを中心とした利用方法とプログラムがメインとなっているところが多く存在する。

の状況から打開するべく、治療プログラムとして、

  • 疾患別プログラム
  • 復職プログラム
  • 発達障害プログラム
  • うつプログラム
  • 心理プログラム

など、専用プログラムを設けて利用者を獲得して提供しているところも多く存在する。

 

職員・支援者も一通りの教育を受けて、実施する形態。利用者本人も詳細は分からなくても主題があるので、安心してプログラムに参加できる。実感するのは体験した後なので、対象者がいれば呼び込めることになる。

 

しかし、マニュアルやシステムを設け、講義、学びとしているところが多く、その人自身の生活状況が改善できる可能性は本人次第という所もある。

学ぶが活用できるかは別ということになる。

 

これからのデイケアのある形

メンバーがプログラムややり方を考えて、他社と交流しながら運営する方法。
自助組織に似ていますが、より治療的に機能するために工夫した運営方法です。

 

しかし、地域資源や施設に人が流れているのが現状です。
心の中では、しっかりと心を鍛えないと、心は不安定のままだぞ。
色々な苦労が待っているぞ!と思っています。

 

そう思っていても、人は流れたまま。
そして、現在利用されているメンバーも確実に心を鍛えて、それぞれの道を歩み、ここを離れていっています。

支援者としては、とてもうれしい思いなのですが、人が居ないデイケアでは集団活動が出来ない。

集団活動が出来ないだけならいいが、自治運営自体が不明確になりやすい。

 

当事者である人たちは、物事の選択や決定が難しく。
それは、抽出すること自体が混乱したり、決定自体に迷ったり、自信がなかったり、明確な要素が確立できなかったりと思考過程が不明瞭です。

 

しかし、感情症圏や神経症圏などは日常的思考はスムーズであることが多いが、他者配慮や総合的な判断に偏りが生じるため、断定的発言になり、偏った自治組織運営となりかねない。

 

メンバーが少ないということは、偏る可能性が強く、治療的組織としての運営が極めて難しくなるということです。

しかし、それでも必要として活用してくれているメンバーは存在する。そう考えると治療的意味合いはある。

 

あとがき

どうでも良いかもしれないが、だれかの参考にしてほしい。

精神科医療は薬物療法が基本となっているのでなかなかリハビリ概念は入りにくい、しかしそれでも講習会や研修会、日本以外では本当に盛んに考えられ工夫されている分野でもあります。

だからこそ、じっくり個人的にも今の現状を考え打破できるかもしれない策を練ることはとても大事なことだと思っております。

何かの縁があり、このサイトをご覧頂いた方は、是非とも今後の精神科デイケアについて考えてください。

 

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