精神デイケアはなにするところか?

2017年6月27日火曜日

心構えと気持ち 精神デイケア

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前回、精神デイケアの特徴とは?何なんだ??
ということを考え、記載されてもらったので。

今回は、独自に思う

”デイケアは何するところなのか?”

このテーマで考えていきたいと思います。

 

現在までの流れ

昔は、精神デイケアと行ったら、社会復帰の入り口であり、迷ったらデイケア。退院したらデイケア。
病気になっらデイケアというくらい、デイケアが重宝されていたと思います。

でも、現在は、

  • 就労移行支援事業
  • 就労継続支援事業
  • 地域活動支援センター
  • 生活支援相談センター

などなど支援してくれる機関が地域にいっぱいあります。医療で抱える時代は、本当に昔の話になっております。

また入院形態も短期間で入退院を行えるようなシステムになっていますので、入院したら退院できないのは昔の話(まだまだ閉鎖的病院はたくさんありますが。。。)

グループホームも地域にたくさんできました。
形態も昔のような専用住居から、アパート借り上げの形態や、一戸建てに共同生活しているところもあります。施設基準もあるので、寮母などが滞在し何かあれば相談できる形態となっています。

なので、医療は急性期の一時的入院としての利用を政策ではやろうとしております。
現状は、閉鎖的入院形態の精神科単科病院が多く進んではいませんが、確実に進んでおります。

そして、医療の出口、地域との橋渡しの入り口だったデイケアは、他に機能的な機関や施設があるので、意味合いが本当に薄くなってきております。

社会的囲い込みと言われる、同族経営母体の患者の囲い込み

入院 ➔ 退院 ➔ デイケア+グループホーム ➔ 作業所 ➔ 入院

これが、横行していたので、打開したい狙いもあったと思われます。
そして、デイケアの存在理由を問わなくても、患者は回ってくるので、大して工夫をしなくても良かった時代でもあります。

しかし現在は地域に、機関に社会に復帰できるようになっていますので、囲うことが難しくなり、患者自体も社会とは隔離されず、社会循環の中で生活が営むことが容易になりました。

だからこそ、デイケアの存在理由を明確に示していく必要はあると思います。

 

デイケアの真価が問われる時代

しかしながら、復職や就労などの支援。生活相談。SST。などはデイケア以外の方が専門的に行っているので、わざわざデイケアを利用しなくても、他施設で利用できます。

そして、デイケアは医療なので医療費が、自立支援医療制度を使用したとしても、月2500円以上はかかります。

しかし、地域の施設、就労移行支援事業や生活相談支援センターなどは無料で利用でき、就労移行支援事業所はいろいろな訓練を行いつつ、就職ができると目的も明確で、利用価値も高く、終了意欲のある人は、どんどん利用されております。

説明会も多く行い。昼食代も無料で食べられるところが多く、補助金も多いので、スタッフも大勢雇用でき支援体制も整っております。

生活相談支援センターも専門職員が対応してくれるので、多種職構成のデイケアより専門的に相談できたり、アドバイスがもらえることができます。

デイケアはどうしてもプログラム優先であり、集団活動訓練の場所であるため、個々のニーズには瞬時に適応することが難しい構成です。

その難点を打開するために、少数制の導入や、個別指導、スキルアップ指導、定期的評価など用いている場所もあります。

しかし、やっていることは、復職プログラムや就労支援プログラム、SSTプログラム、生活支援相談だったりするため、結局他施設と被っている状況だと思います。

 

だからデイケアで出来ることを考える

では、デイケアで出来ることは?何なんだろうか?

”全般的社会生活スキルの改善・促進”

だと思います。

理由を上げればキリがないくらい全般的です。

しかし基本的社会スキルが中心でもあります。

 

  • 生活リズム
  • 病気に対する意識
  • 睡眠に対する意識
  • 他者との距離のとり方
  • 状況に応じた言動・思考
  • 物の捉え方などの認知
  • 思考の癖
  • 自己と他者の理解
  • 自我の確率
  • 自尊心回復
  • 自己症状理解と付き合い方

なんとなく、これらの基本的社会スキルの改善や獲得だとおもいます。

この辺を医師がしっかりと理解し、処方されないと、デイケアがただの居場所となったり、
地域に帰る前の機関であったり、点数稼ぎのための処方になると思われます。

しかし、これらのことを行うのに、どのようにすればいいのか!!

 

実際にどのようにするには

プログラムとして、

  • 疾病学習を行う
  • 服薬教室を行う
  • 睡眠について学習する
  • 基本的な対人技能講習を行う
  • 認知機能改善プログラムを行う
  • などなど

謳い文句としてのプログラム立案はいろいろ出来ると思う。
しかし有効性を考えると、 実行準備がかなり必要である。
また、完璧に準備遂行出来たとしても、個々においての多様性は乏しくなる。

なので、

個人行動においての、適切な評価と自己理解、是正出来るような、適切な支援や助言がもっとも重要であると考える。

それは、集団活動においても、個々の活動においても、集団の中でいる個人の言動でも、至るところで評価が可能で、思考の癖や認知の偏りが確認できる。

そして、その癖や偏りにより本人が混乱、苦悩、症状の誘発や悪化につながるのあれば、助言や支援を行い。本人が理解し、改善や回避などの行動が取れるようにしていくことが重要と考えます。

 

診立てが大事。でも簡単じゃない

簡単に、記述したが、この評価は容易ではない。

患者の診立てがとても重要になる。
簡単に出来るわけでないが、出来ないわけではない、

患者として診てはむずかしい
利用者として見ても無理だと思う
メンバーとして接しても要領は掴めない
友人家族として関わると庇護となり見えなくなる
知人と接すると人となりは理解できるが診ることはできない
人として接することは、人としての理解しか出来ない。

なので、

当事者として扱い、医療者として接することが重要と考えます。

様々な障害や症状をもっている人。
その人なりな感性と思慮や経歴を持っている。
その上に症状が絡み、重なり、人格、人を形成している

なので、当事者として診ることがとても重要だと思います。

診立ての ヒントややり方については、結構大変なんで、
機会をみて、書き込みます。

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