精神デイケアの特徴について考えると、経過が見えた。

2017年6月25日日曜日

心構えと気持ち 精神デイケア

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デイケアの特徴を3つ言って

先日、友人と話している際に、こんな話になった。

精神デイケアの集まりで、じぶんのところのデイケアの特徴を3つ言ってほしい。

と言われてそうで、何を答えていいか迷ったとのこと。

デイケアの特徴って?

他院所でも、同様に困った顔をした人と、意気揚々と特徴をスラスラと述べられていた人たちがいたとのことです。

まず、特徴が言えた人たちは、

・復職プログラムがあります。
・ステップ方式を採用し、社会復帰を目指しています。
・SSTを用いて、対人交流スキルの向上を図っています。
・定期的な相談会を用いて、フォローアップしています。
・高齢者と若者とのプログラムを分け、同時に運営できる体制を整えています。
・同時間帯に複数のプログラムを運営し、選択できるようにしています。
・就職につながるようなプログラムや支援を行っています。

このようなことを言っていたとのことです。

そして、困った人同様に、友人も、特徴が言えた院所ほど施設も、人員もそろっていないし、ノウハウもない・・・

そして、どこも、利用者不足で何かいい知恵が無いかということでの、この議題になったとのことでした。

デイケアは終わりを迎えている

そもそも、精神デイケアは終わりを迎えている。
ということが数年前から言われているような気がしています。

国の施策として

医療費削減、障碍者であっても働ける人には働いてもらい、国を養う担い手として。

そんな政策を国が打ち立て、3障害(身障、精神、発達)の壁をなくし、障碍者としての政策を打ち立てた。

授産施設、作業所を基本的に変更し、就労という名前を用い、社会的な担い手を位置づけている。就労移行支援事業所、就労継続A型・B型・C型

●就労移行支援事業所は2年の利用制限が基本的に設定され、日々通い、事務的作業や倉庫内作業を設定した訓練をカリキュラムに合わせて遂行し、ある程度の訓練後には実習を行い、面接訓練や、就職斡旋も行う。 障碍者のための職業訓練校である。

●就労継続A型・B型は事業主と雇用契約を交わして就労する形態。授産施設のような啓太であるが、A型は作業量や適応力を求められるような形態となり、施設基準も高く、補助金額も大きい。B型は雇用形態はとるが、低賃金雇用が許可される形態となるため、以前の授産施設のような時給100~という形が用いることが出来る。
あと、たしかC型も存在していると思います。制度改定時の資料にはありましたが、現在AとBしかみませんね。昔の作業所的な立ち位置だったと思いましたが、補助金額が本当に少なく、これだけでは到底運営できない額だったと思います。当時、それぞれの作業所がB型やA型申請をどうやったらとれるかで四苦八苦していたのを思い出します。よければ調べてください。

補助金制度も変更

補助金の制度も、それまでの方法ではもらえず、施設基準や方法を返還したことでもらえるようになり、さらに高成績や成果を上げると、更なる利益がもたらされるシステムへと変更された。また障碍者雇用促進の引き上げも伴い、更なる、社会に出て働く人が多くなっていく状況が生み出された。

そんなわけで、病院➡グループホーム(住居)+デイケア(日中居場所)という形態を崩壊させ、地域で活躍してもらい、医療費の削減を目指しているわけです。

なので、デイケアに利用者が少ないのは当たり前です。

精神科病院と国の施策

昔は、主治医より「入院中の患者さんは、まずはデイケアで社会訓練をしましょう」と言われたものですが、現在は選択肢がいろいろあるので、デイケアを通らなくてもいいんです。
そして、薬の効果の向上も伴い、副作用が少なく、社会復帰を比較的に早期にできるようになり、入院期間も長期に渡るものではなくなりました。それによる、脳へのダメージも軽減されたことと、閉塞的生活における精神の荒廃の抑制にもつながりました。

また医療法の改正で、精神科クリニック点数が上がったことで、駅前クリニックが容易に立てられました。それにより、軽微な状態の人でも早期に受診され、服薬・指導が入り、定期的な受診だけで、今まで通りの生活が行うことが出来る人も多くなりました。

なので、精神科病院の運営にも影響がありますが、社会的入院を行っていた病院が多数なので、長期にわたる向精神薬服薬による弊害や閉鎖空間生活による荒廃により、精神崩壊が起こっている患者が多く、その受け皿をなくす訳にはいかず、医療点数も下げられず、漫然と慢性期の精神科単科病院は存続運営できています。

よって、早期発見させ、早期の社会復帰を目指し、受け皿を空にする政策を行っています。

だからそれまで、先駆的に開放病棟を中心に展開してきた病院や、地域へより多く社会復帰を目指してきた施設などは、現在の政策では対処できず。利用者獲得に翻弄する状況になるんです。

話が大きく湾曲しましたが、やっとここで戻ります。

抱えている問題がそれぞれ違う

だから、精神デイケアで抱える問題は共通ですが、それぞれの事情が違うのです。

●政策を吟味し、若年層をターゲットにプログラム展開や耳障りの良さそうなキャッチコピーや宣伝文句、悩みに直結するようなプログラム構成を模索しながらも用いているが就労移行や継続、生活支援相談所があるなかでの存在価値の模索中の院所

●社会的入退院後の受け皿として、機能する場所としては、居場所が中心であるので特にプログラム特性は無く運営できているが、利用者の死亡であったり就労移行・継続への転換により継続困難が予想される院所

●そこそこに社会復帰をさせ、独自の方法にて運営、利用価値を見出してきたが、医療点数や政策に取り残され、転換が出来ず、右往左往している院所

となったと感じました。

でも、デイケアは何するところなんでしょうかね?

話が長くなりましたので、またの機会に書きます。

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