精神科の変化
精神科を取り巻く、医療や福祉など、制度や医療点数、補助金などの変更により、ここ5年から10年でどんどん変化している。
そんな中で、精神のデイケアの存在価値が、不明瞭になりつつある状態になっている。
ひと昔
ひと昔のデイケアは、
若者から年配者までの地域で生活する人を支える場所。
日中の居場所確保など、地域生活をしていても近隣の差別の目や、居室以外の行き場が無くもどかしさを抱えていたりする人の場としての存在として、利用している人が多くいたのではないか。
そのため、プログラムはレクレーションであったり、生活技能訓練に特化したものが中心となっていたと思われます。
なのでスポーツであったり、ゲームであったり、書道華道、手工芸が多く、勉強物としては暮らしを学ぶものや疾患を学ぶもの、制度を学ぶものがあった。
近年の変化
しかし、近年、制度も変わり、病院から地域で、地域も開放的に利用できるようになった。
また、就労に関しても、障碍者枠の拡充や義務化もあり、施設も変化した。
作業所という名が無くなり、就労継続A型B型事業所、就労移行事業所と就労を前面に打ち出してきた。雇用契約を結んだり、就労訓練を積み、就労斡旋まで本格的に支援してくれるようになった。
それぞれの施設でも、対人トラブルや進路相談や症状コントロールなど様々な課題には直面している。それまでデイケアで抱えてたものが、いろいろなセクションで担えたことは大変大きく、デイケアでの負担は軽減した。
しかし。それ以上にデイケアでやっていたことが、他で出来てしまうようになってしまった。そのためデイケアの役割が何なのか突き詰められる結果となってしまった。
以前のような、生活安定基盤の提供だけでは、医療範囲としては必要なく、福祉分野となってしまう。。
充実する福祉環境
現在、日中の生活安定なら地域活動支援センターで確保できてしまっている。
また、相談業務も、地域活動支援センターの相談業務で可能となり、
就労面では、就労移行事業所が立ち上がり、職業訓練と職業斡旋が出来る。週2日から週5日まで通うため、就労相談から生活相談まで広い相談も受けている
一般就労、障碍者雇用枠の就職には就労移行が有効であるが、以前の作業所的な室内軽作業、内職などの作業は、就労継続A型やB型が担っている。毎日通い日中の活動場所としての機能が強いため、生活相談基盤もしっかりしている。
以上のことから、今まで行っていたデイケアの業務のほとんどが、他の施設で出来るようになってしまい。何をする施設なのか不明瞭になってしまった。
しっかりとした医療が求められる
医療面を強調すれば、疾病教育や、服薬指導、疾患後の生活指導などの役割や、
集団活動における、対人技能訓練となると思われる。
疾病教育や服薬指導は入院経験がある方や他施設で行っている人も多く,
今更という人も多く居る、また病院付属のデイケアならいいがクリニックや保健所などの地域のクリニックであると、疾病教育は嫌煙する人も多く存在する。
クリニックなどを利用する人は入院経験が無く、病気の受入れ、障碍者としての受入れを拒否する人が少なくない。
服薬指導は外来でも、薬局でも行われ、服薬効果も実感していることもあり、服薬はキチンとされている人も多く居る。
しかし、現実は
しかし病識や障害受容に関しては、体調は悪くても何とか生活ができため、必要性があっても、知る機会がなかったり、そこまで重要を感じてなかったりする人が多く居る。
また、病気を受け入れていない人も多く居るため、疾病教育自体を拒否する人も少なくない。
そうなると、集団活動を中心軸としたデイケア構成では、異例的にスタッフ提案という形で教室を設けるか、興味が出るように促したり、動いたりしたりすることになる。
興味関心が低い中で、教室のような形で実施しても、どこまで関心が高くなり主体的に感じられるかが問題となると思われる。
主体性を育てる精神デイケア
そもそも、デイケアは主体性を育てるものと考えています。
集団活動を通して、他者とのやりとりから自分を見つめなおし、さまざまなことを学んだり修正したりし、主体性を養うものとだと思います。
出来たら、疾病教育や生活指導、服薬指導など生活面に関わることは出来たら良いが、しないといけないものではないと思われる。
無理して行うことで、主体性を育てる要素を、奪う可能性があるなら行わないほうが良いと思われます。
どうしても必要なものは、別の形での提供でも可能なのではと思われる。
例えば、生活面で困ったときに個別指導や、そのこと自体だけを取り上げた集団での話し合いなどの方法が有効活用方法と考えます。
主体性を育てるためには
なので、現在のデイケアは、
主体性を育む場所として、
話し合いや遊び、学び、作成などを行うことを強調するのが良いと思われます。
それを行うためにはいろいろとやり方を工夫しないといけないと思われるが、日々メンバーと話したり感じたりしていれば、その場所にあった形で提供できると思います。

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