ストレスについて、しっかり学びましょう!

2020年7月23日木曜日

こころの理解を深める

t f B! P L
心の叫び

悲しくなったり、苦しくなったり、イライラするのには、ストレスが関係しています。

しばらくすると不安などの気持ちが通り過ぎてしまう事もありますが、心にずーっと残ってしまう事もあります。

そうなってしまうと、どんどんと苦しい気持ちに取りつかれてしまいます。日常生活も思うように行かなくなり、生活がとても辛く苦しいものになってしまいます。

この辛くさせているものを、私たちはストレスと呼んでいます。

しかし、このストレス、実は強く感じることも弱く感じることも出来ます。ストレスと上手に付き合う方法やコントール方法をしっかりと学び、自分の生活を取り戻しましょう!

ストレスとは反応です

私たちが一般的によく使う”ストレス”ですが、心理学的には”ストレッサー””ストレス反応”に分けられます。

ひとはだれでも、このストレッサーを浴び続けて生活しています。そのストレッサーに対して、いろいろな反応を起こしているのをストレス反応といいます。

ストレッサーの種類

外因性ストレッサー

  • 物理的ストレッサー
    • 寒暖差
    • 騒音や高低音
    • 湿度、気温
    • 明るさ暗さ
    • 広さ狭さなど
    • 匂いや味
  • 社会的ストレッサー
    • 経済状況
    • 感染症不安
    • 会社・学校関係
    • 家族・友人関係

内因性ストレッサー

  • 心理的・情緒的ストレッサー
    • 緊張・不安・悩み・焦り
    • 悲しみ・怒り・憎しみ
    • 喜び・楽しみ・快楽
  • 生理的・身体的ストレッサー
    • 身体的・生理的
    • 疲労・怠惰・過眠・不眠・空腹・過食

ご覧の通り、生活するうえでのほとんどの事が、ストレッサーとなっています。

このストレッサーに対して上手に対処できれば、ストレス反応も弱く感じることも出来ますし、逆に下手に対処しているとストレスを強く感じてしまう事にもつながります。

ストレス反応は反応しないといけないの?

ストレッサーに対して、なんで私たち人は反応するのでしょうか?

反応してしまうから、ストレスで苦悩するなどのことが起こると考える人もいますよね。アレルギーみたいに反応しなければ、快適に有意義に過ごせますよね。

実は、反応しないと生きていきなかった、祖先の動物としての本能があるんです。

例えば、

あなたは、何も知らずに道を歩いていると、前から突然!虎と対面しました。

するとどうなりますか?

びっくりして、息が止まりそうになり、心臓はバクバクします。汗もかき、呼吸は激しく、手足は冷たくなり、瞳孔が大きくなります。

 こんな状況になったら、当然このような反応が起こってもおかしくないですよね。これがストレス反応といわれるものなんです。

 脳が危険を察知して、いつでも逃げたり戦えるように、ドーパミンをいっぱいだし、緊急時にすぐに動けるようにさせる反応なんです。(慣れていないと過剰に反応ししていまい硬直しまい上手に活用できません)

 私たちの祖先は、このストレス反応を巧みに利用し、生き残ってきました。なのでストレス反応は生き残るために得たとても優れた機能なんです。しかし、この機能の効果は長くはもちません。とてもエネルギーの消費が激しいのです。

 危機を察知し、その場から脱するためのものですからね、負担も大きいので短い間しか使えないんですよ。

 しかし現代は、祖先の暮らしていた時代と大きく違います。強靭な敵も、突発的な襲来も少なく、常に危険と隣り合わせの中で生きる居ません。瞬発的な反応が決して必要ではないのです。

 今の生活は、食べるものも寝るところも確保されている人の方が殆どだと思います。さらに、命を脅かすような天敵も人間社会の中で遭遇することはまずありません。

 ある程度の生活の安心と安全が保たれた状態で私たちは生活しているんです。

現代の生活ではストレス反応が上手に働かない

 今の生活ではストレス反応は上手に反応しないと考えられます。それは今の生活に関係しています。

現代の生活がストレス反応を高めてしまっている面

まずひとつめは、 

心も体も準備が出来ていない

想像してみてください。

安心で安全に守られているいつもの生活で、突然、クマが道の真ん中に居ます。こちらをじっと見ていつでも襲おうとしています。

こんな時あなたは、どうされますか?

「逃げたい!」って思うと思いますが、すぐには逃げられませんよね。

クマに襲われたら誰だって瞬時に逃げるという行動は取れないです。気持ちの準備は出来ていないのもありますが、それ以上に体の準備も出来ていないのです。瞬時に動くという動作を日常的に行っていませんので反応できないのです。更に、ドーパミンも過剰に放出され、反応が抑制されるのです。

過剰に放出されることによって、身動きが出来なくなっていまうのです。

ストレス反応は瞬発力で発揮される

ストレス反応は、危機回避のために備わったものなので、瞬発力はとても高く、瞬時に作用します。しかし、その分、長時間の使用には向きません。

われわれの現代社会は長時間ストレッサーに晒された生活を送っています。長時間のストレス反応を使用することがとても多く、使用し続けることで反応は弱くなります。さらに使用していると全く反応できなくなってしまいます。

長期にストレッサーを浴び続けることで、ストレス反応は機能しなくなるのです。

機能しなくなると、ストレッサーを処理できなくなり、全身でストレッサーを受けることになります。強い刺激を長期間浴びることで、心は痛み、疲弊し、心の病にもなります。

なんとか、ストレッサーを浴びない生活をしたいのですが、現在社会は人間社会のシステムで構成されていますので、人と触れ合わない日は無いです。

社会的ストレッサーの影響が大きく、心因性ストレッサーを多量に浴びる社会となっているのです。

だからこそ、ストレスがどんなものか知り、対処やコントロールの仕方を学び、日常的に訓練することがとても重要なのです。

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