デイケアのプログラム立案で悩んだことありませんか?
マンネリ化してしまっている。だれも楽しそうにしていない。人気が無く、プログラムの参加者が減っている。
などなど、いろいろと困ってしまうプログラム。
デイケアのスタッフをやっていると誰もが、この壁にぶつかるのではないかと思います。
なので、今回は、精神科デイケアでのプログラムの立ち上げ方、考え方を紹介したいと思います。
また、精神科作業療法においても活用できると思いますので、しっかりとお読みください!
プログラムは水物
デイケアで働いているとプログラムは当たり前のようにありますよね。無いところは無いと思います。デイケア=集団療法=集団で行うプログラムが必要 となるから。
ですが、既存のプログラムで実行しているデイケアは多いのではないでしょうか?
- 卓球、カラオケ、テニス、バスケ、バレーボール、散歩、風船バレー
- 手芸、陶芸、編み物、ビーズ、折り紙、ゲーム、トランプ、麻雀
- 調理、お菓子作り、外食、散歩、買い物、掃除、外出、イベント
- SST、認知行動療法、作業療法、カウンセリング、勉強会、話し合い、
大体のプログラムは、この中に入るのではないでしょうか?
しかし、いつでも同じようなプログラムでは、誰もが飽きますよね。新鮮味がないですよね。そして個々の気持ちが変化しますし、参加者も流動的であるため、変化します。
プログラムは同じでいいということはありません。たとえ同じでも、その時あったやり方や工夫が必ず必要になります。
そして、その時にあったやり方を考えることがとても重要ですが、あまり吟味されず、どうして人気が無いんだろう。参加者が少ないんだろうと結果ばかりを悩んでしまっていませんか?
折角なので、今日は、しっかりとプログラムの作り方を学び吟味する力をつけましょう!
プログラムを考えるには、対象を見据える。
当然のことながら、プログラムには参加者が居ます。
この参加者がだれなのか、どんな人たちなのか、それがとても重要ですよね。
しかし、しっかりどんな人なのか把握していますか?
- どんな気持ちで、此処に居て、参加しているのか。
- その人の環境は状況は思いは、憂いはどうでしょうか。
- そして、現在進行形の葛藤は何でしょうか
あまり考えたことが無いのではないでしょうか?考えても、良く分からなかったり、日々の多忙に振り回され、流され、目を向けていない場合もあるかもしれません。
それなら、再度。立ち止まり考えてみましょう!
何のために働いていますか?
生活のため!
と即答で帰って来た場合は。それはそれで完了していると思います。
しかし、どこかにもうすこし、どうにかならないかと、葛藤し憂いがあるのであれば、一緒に考えてみましょう!
対象者と共に、どうして此処にきているのか、そしてどこに行こうとしているのか、自分は何が出来るのか。
簡単に答えは出ませんが、考えないと答えは出てきません。
また答えが出てきたとしてもそれは正解ではありません。
答えもまた水物なので、気持ちが固定の人も毎日が同じこともない様に、集団やプログラムは変容することが当たり前なのです。だから、考えていくことが大切です。
なんとなくこんなプログラムをやりたいと考えたなら、次に行きましょう!
しかし、もっとしっかりとケースを把握したいという場合はこちらをご覧ください。
主旨を模索しよう。
対象者が明確になってくると、同時に、どんなことをやりたいかが出てきますよね。
それを明確にするものが主旨です。
プログラム立案が上手でなかったり不慣れであると、ほとんどの人はこれを飛ばし、プログラム内容に入ってしまいます。
それでは、方向性が分からず、拡散し、治療形態を意識しない人や分からない人へのアプローチもあいまいとなり、なんとなくの面白みのないプログラムになってしまいます。
そうならないために、治療を行いたい人は、ここでしっかりと考えてみましょう!!
主旨とは方向性を定めることです
内容の検討
やっと内容が出てきましたね。ここまでくると、対象者も主旨・方向性があるので、脱線した思考や思い付きがあっても立ち返ることができます。
あと、絶対に紙に書きましょうね!脳で考えたことはすぐに消えます。何を思い、何を考えているときには、考えを止めることは出来ても、振り返ることはとても困難です。
車のアクセルを踏んで進もうとしているときに、同時にバックギアを入れるようなもので、例え振り替えられても、先に考えていた思考を見失います。
見失わないためにも、書きながら、思考を進めることをお勧めします。
最後に、プログラム名を決める
プログラム名ってなんとなく決めていませんか?
それってかなり横暴だと思います。
医療だからいいことをやっている。
患者は医療者の提案したものに、賛同するもの。異議は唱えないもの。質問があれば尋ねればいい。
そんな気持ちが無くても、そう捉えても仕方ないです。
現在は情報過剰の時代です。いろいろな情報が飛び交い、利用者が決定する場面が多くあります。
そして人は自分に合ったもの、さらに質の高いものを得たいものです。
当たり前のことですよね。
それでなければ、TVのCMに巨額のお金を投じて制作して放映しませんよね。
意図が入る様に商品はあります。そして、商品名は選びやすい様に、分かりやすく心地よい様に工夫がされています。
とても吟味する必要があるのです。

これは、実際に私が考えた時のメモノートです。
こんな風に対象者と主旨、実践方法、プログラム名を考えながら行います。
しっかりと考えましょう!
なので、
卓球。ゲーム。調理。買い物。バスケ。散歩などだけでは参加者の興味はどこにあるでしょうか?
現在利用している人は内容も把握し、それ自体かそれ以外の意味合いで参加し利用しているのかもしれませんが、新しい人の場合はどうでしょうか?
例えば、居場所を求めるような、一人暮らしで世間とのかかわりが無く、心さみしい思いをしている人がいるとします。
病院で、その人が「人と関わりたい。さみしい」と言ったとしましょう。
主治医はどうすると思いますか?
”それなら地域活動支援センターに行ってみますか?”と返答する主治医も今では少なくないと思います。ひと昔なら、退院後はデイケア、地域の一人暮らしをしている人もデイケアという流れがありましたが、現在は福祉機関が充実しています。市役所で尋ねても”地域活動支援センター”の名前は出るかもしれません。”働きたい”というキーワードが出れば就労継続となりますし。就労支援を進める人も少なくありません。
それほどまでに、精神科のデイケアは意味合いが薄れてきているのです。
しかし、しっかり状況を理解している場所では、医療という領域をしっかりと守り、
療法という名前のものを取り入れています。
- SST:社会生活技能訓練
- CBT:認知行動療法
- リワークプログラム:復職支援プログラム
- 大人の発達障害プログラム:場所においては単独でのデイケアも開催しています。
多種多様になっているので対象者や主旨、プログラム名は吟味して明確にしましょう!


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