講座:精神科治療について

2019年3月24日日曜日

ココロのしくみ こころの付き合い方を知る

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講座用に文章とパワーポイントを作成しました。
誰かの参考になればと思い文章を公開します。

デイケア講座 ―治療について―

今日話したいこと

  • 治療を可能にすること、インプット、アウトプット、フィードバック
  • 治療に重要なこと、食事、運動、知識
  • 治療に必要なこと、生活リズム、日常的ルーチン活動
  • 治療に大事なこと、変わりたい気持ち、目的、目標、覚悟など

精神科の治療とは何か?調べてみた。

・薬物療法:薬を使って治療する方法

・精神療法:精神的影響によって病気を治す方法。集団と個別がある

精神療法の種類

作業療法:様々な活動を通して回復を目指す。作業を通してその人の良い所や問題点などを評価して訓練する方法

集団精神療法:グループ内の作用を活用。主体的な発言が大切

森田療法:気になる➡症状。悪循環を断ちあるがままを受け入れる
絶対臥褥➡軽作業➡重作業➡社会復帰

精神分析力動的精神療法:意識化されていない様々な感情や欲求が無意識領域ある。その心の葛藤であるを意識化にしていく。イドと超自我の間でもがく自我を深めていく

芸術療法:内面を表現

箱庭療法:ひとつの世界を作り、内面を表現

サイコドラマ:その時何を感じていたかを再現し深める

家族療法:患者よりも家族のシステムに着目して行う

来談者中心療法、非指示的療法:答えは本人の中にある

対人関係療法:影響を与える他者との関係を扱う

アサーティブトレーニング:アグレッシブ(攻撃)とノンアサーティブ(忍耐)の間、
アサーティブ(尊重して要求)の訓練方法

認知行動療法:物事に対する考え方や行動を修正して気持ちを楽にする方法

暴露反応妨害法:強迫的行動を抑制する

マインドフルネス:今この瞬間の体験、あるがままを受け入れる

SST(社会生活技能訓練):社会生活での対応法や生活を送る能力を身に着ける
ロールプレイで吟味し、生活の中で実践。それのフィードバック

心理教育:精神障害について理解を深めるもの

回想法:人生の統合を促す

漸進的筋弛緩法:力をギューッと入れ。パっと放す。緊張で強張った体をリラックスさせる方法

自律訓練法:緊張したり強張りがあると、体に力が入っている状態。血管も圧迫されて細くなっている。それを意識で操作。重さや温感を感じさせ、力を抜かせる方法

臍下丹田呼吸法:丹田に力を込めてゆっくりと息を吐く方法。自律神経のアンバランスを防ぎ、生体内における各種ホルモン系を調整し、その調和を保ち、すぐれた内臓の強化法ともいえます。心身ともにたくましい生活力を湧き出させる源泉であり、原動力です。

電気痙攣療法:頭部の皮膚から脳に通電させ、痙攣をおこすことで精神症状の改善をはかる治療法。無痙攣通電療法もある。

ゲシュタルト療法:問題や悩みに対して、再体験を通して“気づき”を得る。

*たくさんある。本質的には一緒なのかも?主体性を持たせるためにどうするか

主体性ってなに?

主体的:やるべきこと決まっていないが、他から強制されるわけではなく、状況に応じて自らの意思で行うこと

です。ほかにも似た言葉がありますよね

自主的:やるべきことが決まっていて、他からの干渉が無くても自ら進んで行うこと

積極的:他からの作用に関係なく、意欲的に物事を行ったり、他に働きかけすること

能動的:自ら他人に呼び掛けたり、何かを訴えることで他のものに影響を及ぼすこと

自分の人生は、自分の人生であるため、やるべきことは不明であるが状況に応じて自分の意思で営むことが大事であるため、精神療法は主体性を育むところだと言えます。

精神デイケアって何?

ところで、精神科デイケアって精神療法に入っていませんね。なんででしょう?

考えました。

集団精神療法を中心として、作業療法やSST、家族療法、対人関係療法、アサーティブトレーニング、心理療法、認知行動療法、自律訓練法などなどが織り込められるフィールドとしての存在。だから有効性も認められ、診療報酬化されたのではないか。

精神デイケアの起源は意外と最近。第二次世界大戦終結した1945年にイギリスとカナダより発展。病院外で生活を見ることを視点としてデイ・ホスピタルとして存在し、発展。

日本のデイケアは1950年、精神衛生法成立。1953年、浅香山病院の患者クラブで生活慮法など行い、1958年にデイケアは国立精神衛生研究所で実験的に行われた。1965年精神衛生法改定し通院公費負担制度成立。1974年に精神科デイケアと精神科作業療法が診療報酬化された。

もう少しみてみると、

1987年に精神衛生法改定され、精神保健法が施行
1993年、精神保健法に地域生活支援事業法定化され障害者基本法成立し精神障碍者が障碍者として法律上位置づけられた。
1997年、精神保健福祉法の成立し、精神保健福祉士の国家資格化された。
1999年、地域活動支援センターの法定化。第一回精神保健福祉国家試験開催
2000年、介護保険法施行、成年後見制度開始
2002年、精神分裂病を統合失調症に名称変更
2005年、心神喪失者等医療観察法施行
2006年、障害者自立支援法施行
2008年、後期高齢者医療制度開始
2012年、障害者自立支援法から障害者総合支援法に変更

様々な時代の流れと共に精神科医療や取り巻く環境も大きく変化している。

デイケアの内容も変化しています。
・当初の効果として挙げられていたもの。(主に統合失調症に対して行われる)
再発、再入院率の低下
社会的機能の改善
陰性症状の改善

*デイケアは個人への効果は認められたが、デイケア自体の効果とすると立証が難しい

・プログラム内容もスポーツ、料理、手工芸、華道茶道、書道、絵画、園芸、外出プログラムを中心に行っていたところが多くあった。
ニーズに合わせて、生活技能訓練や就労訓練、福祉サービス相談や見学や支援。
模擬就労体験や疾患グループプログラム、ステップアップ制度など多様になってきた。最近では、リワークデイケア、うつ病デイケア、大人の発達障害デイケアなど疾患専用のデイケアまで存在している。

時代の流れで変化する精神科医療

・また自立支援法が制定されてから、生き残りをかけての分化が加速したように思われる。
障害者自立支援法や障害者総合支援法が制定され、それまで社会復帰や治療には外来受診してデイケアで何年か人間関係や人の距離を学び、それから作業所や就労、社会復帰という流れが医療の中で当然のように存在した。
しかし制定され、障害者も働き手として推進していこうという流れが出来。地域に施設資源が整ってきた。就労したい人にはそれまであったハローワークのジョブコーチ支援制度より発展させた就労移行支援事業所が展開し、補助金の多く出されるようになり福祉団体だけではなく株式会社の参入も多くなり活気づいた。そのため当事者も外来受診から就労移行や就労継続、また障害者雇用枠での就労も企業としての責務として扱われるようになり就労や社会参加が促進された。

デイケアの存在意義が、集団療法だけに偏りマンネリ化やホスピタリズムを生み、そこからの差別化を図ってみたが、利用者のニーズはより明確で切実であるために、存在が不明瞭なデイケアはより不安定となったのではと思います。

デイケアのあり方を考える

しかし、就労移行支援事業所や障害者雇用だけでは、病状や障害のコントロールは難しく再燃したり挫折したりしているのも現状である。
しかし従来のデイケアだけであるとプログラム内容の安定さはあるがマンネリ化により次へ進む推進力に陰りがある。

そのため、心理教育や精神科においての明確な治療方法を提示し利用する人が意識し選択していくことが大事なので、主体性をどう意識していくかが大事なのだと思います。

そして、デイケアは治療というよりも生活の質QOLを高めるところという認識のほうがしっくりする。以前は通過地点であった施設であるがニーズの変化もあり、存在としては本質的な主体性を育み、障害者が生活しやすいようにどのようにすればいいかを学んだり確かめたり、人生をともに考えるような大きなものとしての意味合いがより濃くなっていると思える。それを治療と福祉のはざまであるからこそできるデイケアの治療なのだと思います。

そしてそのQOLを高めるためには、

 病状のコントロールを可能にする必要があり、

      インプット、アウトプット、フィードパック

コントロールを可能にするには、可能な状態を作りだすことが重要である、

      食事、運動、知識

状態を作り出すために必要なことや

生活リズム、日常的なルーチン

それを大事という気持ちが必要になる。

       変わりたい気持ち、目的、目標、覚悟など

以上のことが必要だと思う。



以上が文章でした。
閲覧ありがとうございました。

powerpoint資料を添付しました 。よければ活用してみてください


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